第17番 井戸寺



2008年5月31日更新

第17番 井戸寺 (いどじ)
2008年4月12日巡礼
以前、妻と徳島の札所巡りをした際に、第9番 法輪寺から第16番観音寺までは巡っていたので、一旦巡礼ルートをつなぐ為に、第8番 熊谷寺から第9番 法輪寺まで行きました。
そこで、昼に差し掛かろうという時間になっていたので、徳島市街に出て、徳島ラーメンで昼食としました。

さて、後半戦。まずは第17番 井戸寺です。
前回、第16番 観音寺で時間切れとなり、近かったものの巡れなかったお寺です。

お寺への道は街道から外れた途端、狭くなります。
駐車場は広いのですが、実は山門からは全く裏側になります。
その為、一旦境内を横切って、改めて山門からお参りする事にしました。
境内には鐘楼があるのですが、痛みが激しいのか鉄骨で荒々しく補強されているのには少々びっくりしました。

井戸寺の名は弘法大師が掘ったと言う霊験あらたかな井戸に由来します。
本堂の脇に、その井戸を奉った小さなお堂があります。

本堂へ入ると、普通はご本尊の前には何も無いのですが、ここのお寺はご本尊の前に色々とお参りに必要な品や、お守りが並べてあります。
参拝を終えて、売っているものを見ていると係の女性の方が話しかけてきました。
「どちらからですか?」
「兵庫県からです。でも、もともとはは四国なもんで」
さすがに遍路姿ではないものの、家族3人でお参りしているのは珍しいのか、
「お遍路は初めて?」
と聞かれました。
「家族でお遍路は一番幸せなんよ。」

おばちゃん、興に乗ってきて、いろいろ話を聞かせてくれました。
「先達にもいろんな人がおってね。私も本当に尊敬できる人はそない何人もおらんのよ。」
「また、廻って来たら言うてね。おばちゃん何かお土産用意しとくけん。」
ありがとうごさいます。
お話だけで充分に楽しませて頂きました。

          

左より 山門  境内から本堂、大師堂を見る  大師ゆかりの井戸


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